JAZZ、中村照夫

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JAZZのおすすめ映画

JAZZのおすすめ映画

投稿日:2017年5月18日 更新日:

JAZZのおすすめ映画

もともと、映画の主題歌や挿入歌をモチーフとして取り上げられることが多く、映画とは親密な関係にあったJAZZ。映画のイメージにピッタリの楽曲を挿入したものから、JAZZそのものが題材となっている映画まで、その映画を形作るうえで、重要な役割を果たしてきました。

ただ、JAZZの持つ独特の雰囲気がBGMとして使いやすいという嫌いがあり、その安直さに少し抵抗を感じることもありますが、それでも映画と一緒に発展してきた一面も否定はできません。

JAZZを身近にするきっかけとしても、深く関わりあいのある映画を、一度鑑賞してみてはいかがでしょうか。

 

バード

1988年に公開された、クリント・イーストウッドの監督、制作によるアメリカ映画。

タイトルのバードとは、ビバップの生みの親として名高い、チャーリー・パーカーの愛称で、彼の生涯を描いた伝記的映画です。

34歳の若さでその生涯に幕を下ろした、チャーリー・パーカー。ドラッグにより蝕まれた体と精神が、音楽に対する飽くなき欲求と、それを満たすための苦悩の代償であったとするならば、やりきれない気持ちしか残りません。ドラッグに溺れるJAZZミュージシャンは当時多く、いかにJAZZという音楽が、演奏者にとって尊くも息苦しいものであったのかを物語っています。

天真爛漫で、自我が強く、常に音楽に対して貪欲であったが、人間としての弱い部分もしっかりと持ち合わせていた、チャーリー・パーカーの波乱万丈の人生と音楽を綴ったこの映画は、JAZZファンであれば是非見ておきたい作品です。

 

死刑台のエレベーター

映画自体の内容は、JAZZとは全く関係ないものですが、劇中の挿入曲として、マイルス・デイビスが即興で演奏していることが大きな話題となりました。

映画そのものも非常に面白く、行き過ぎた不倫関係が殺人を起こし、逃走に失敗し、誤解から更に殺人が起こりと、予測不能なハプニングの連続をスタイリシュに描いており、その疾走感のある物語のワンシーンに突如流れ始めるマイルスのトランペット。これがカッコイイこと、カッコイイこと。映像のカッコ良さと相まって、お互いが押し合い圧し合い、カオス寸前の絶妙な均衡を保っています。これぞ、映像と音楽のジャムセッションといったところでしょうか。

さすがは、ヌーベルバーグを代表する映画と映画監督。マイルスの演奏に全く引けを取らない斬新な映像美は、正に「新しい波」であり、その革新的な精神は、JAZZにも通ずるものがあります。

1958年、ルイ・マル監督のフランス映画。他にも「鬼火」や「地下鉄のザジ」など、素晴らしい作品がたくさんありますので、是非一度観てみて下さい。

 

ラウンド・ミッドナイト

映画としての面白さ、映像の良さなどは一先ず置いておき、この映画の凄い所は、主演にJAZZテナーサックス奏者の大御所、デクスター・ゴードン!。しかもその他、出演ミュージシャンに、ハービー・ハンコックやウェイン・ショーター、ロン・カーターにフレディ・ハバード等々、JAZZファンなら知らぬものはいない、超豪華な顔ぶれとなっています。

物語に集中したくても、ついつい演奏シーンばかりを期待してしまうのは、もはや、いたしかたないところでしょうか。ちなみに、あらすじは何となくしか覚えていないです。

JAZZの巨人達が同じ映画の中で、演技?し、演奏する。映画であることならではの興奮があることに思わず感謝してしまいます。

JAZZのおすすめ映画

1986年、ベルトラン・タヴェルニエ監督のアメリカ・フランス合作映画。

映画とJAZZの相性の良さは、その歴史に残される通りです。他にも素晴らしい作品はたくさんあり、是非とも一度は鑑賞して欲しいと思いますが、映画である以上、あくまでJAZZはその引き立て役であるべきだと思います。それでこそ価値があり、JAZZのおすすめ映画たるべき姿ですが、やっぱり聴き入ってしまう自分に、ジレンマめいた感情を覚えます。

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