JAZZ、中村照夫

JAZZ、中村照夫について

JAZZの聖地

JAZZの聖地

投稿日:2017年5月10日 更新日:

JAZZの聖地

様々な文化や宗教などにおいて、聖地と呼ばれる場所は多く存在し、特別な空気、時にはパワースポットとも言われかねない雰囲気をも醸し出しています。そこに集う人達の持つ、共通の目的や意識、それに伴ったパワーは膨張し、その場所と一体となり、昇華され、その繰り返しにより、その記憶とパワーの残像が、特別な空気を作り出しているのでしょう。音楽においては、その目的はよりダイレクトに共通し、多ジャンルにて、至る所に聖地と呼ばれる場所が存在します。あまりに多く、少し安っぽく感じてしまいますが、その浅い歴史の中で、いかに多くの人々が膨大なパワーを共有してきたかを物語っているともいえます。その中でもJAZZにおける聖地は、その歴史を彩ってきた、純粋な音楽で成り立っており、より特別な空気があるといえます。

 

ニューオーリンズ

アメリカはルイジアナ州、南部の都市、ニューオーリンズは、JAZZ発祥の地として有名です。初代JAZZ王と称された、コルネット奏者のバディ・ボールデンやオリジナル・ディキシー・ランド・ジャズ・バンドなど、多くのアーティストが活躍し、当時はまだ確立されていなかったJAZZという音楽の定着に、大きく貢献しました。

観光都市としても有名で、フレンチクォーターやバーボンストリート、プリザベーションホールなどの多種多様な観光名所から、JAZZ発祥の地にちなんだ、ニューオリンズ・ジャズ&ヘリテッジ・フェスティバル、サッチモの愛称で知られるJAZZマン、ルイ・アームストロングの生誕を記念した、サッチモ・サマーフェスなどの音楽フェスティバルなどなど、聖地と呼ばれるに相応しい活気に満ちています。

もともと、この都市を拠点としたNBAのチームの名前が、JAZZというのも、いかにこの都市の風土に影響を与えていたかを物語っています。

 

ニューヨーク

一般的にJAZZをイメージさせる街といえば、やはりニューヨークとなるのではないでしょうか。モダンジャズの黎明期の舞台となり、数多くのミュージシャン達がしのぎを削り合い、新しい音を創造した歴史は、今でもその街並みに深く根付いています。その最も大きな足跡として、今も残るのは、伝説とも言える名演奏、名盤を生み出した名門JAZZクラブのビレッジバンガード。ソニー・ロリンズ、ジョン・コルトレーン、ビル・エバンスら巨人達が残した記録は、それだけで聖地たらしめるものとなっています。日本でもお馴染みのブルーノートも有名なJAZZクラブで、ニューヨークの名所の一つとして、世界中から多くの観光客が訪れています。

路上から高級クラブまで、いたる所で音楽と身近にふれあうことができ、その恵まれた環境から、常に新たな才能を生み出しているこの街は、全てのJAZZファンやミュージシャンの憧れの地と言えるでしょう。

 

神戸

日本で初めてのプロのJAZZバンドが結成され、当時の日本JAZZシーンの発展に大きく貢献したこの街を、日本のJAZZの聖地と呼ぶ人は多いようです。

もとより、明治時代の開港から、西洋文化に触れる機会が多かった場所であり、新しい文化に対する抵抗が少なかったことも、JAZZが浸透していくきっかけとなったのでしょうか。

JAZZ喫茶からJAZZバー、神戸JAZZストリートや神戸JAZZフェスティバルなどの毎年開かれる盛大なイベントまで、年中、日本中からJAZZファンが集う、日本一のJAZZパワースポットなのではないでしょうか。

JAZZの聖地

JAZZという音楽は、内向的な表現方法からなる、独自のコミュニティーを形成し、閉鎖的とも言える文化を築いてきました。音楽に共感すること自体の敷居の高さを、無意識に設けているようで、ちょっとした勘違いファンがいるのも事実です。しかしながら、聖地と呼ばれる場所においては、それらも全て受け入れ、混ぜくり返し、昇華させるパワーがみなぎっており、これからも永遠に、そこに存在し続けるでしょう。

-JAZZの聖地

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